心情くん

トランプさん率いる政権移行チームは13日、次期国務長官にエクソンモービルのレックス・ティラーソンCEOを指名するとの声明を発表。これに対して共和党内では、IS関連で窮地に陥っているマケインが、おいそれと承諾できる話ではないとして、ティラーソン氏とプーチン閣下とのOILな蜜月関係を問題視して足掻いている模様・・・。なんか、和みますね。w

この指名人事が承認されれば、事実上の対露制裁解除と考えても差し支えないかと思います。ユダ金のウクライナ謀略に端を発したプーチンロシアによる正義のクリミア併合。これに対して発動されたロシアへの経済制裁は、エクソンの一大プロジェクトであったロシア北極圏の石油開発事業を凍結させていました。これが再び動き出すことになります。エクソンと聞いて懐疑的な見方をする方もいらっしゃるでしょうが、ここは、将来に語る英傑伝として見守る価値があると思います。

当然ながら、トランプ=プーチン=エクソンというラインへの批判的な記事が既に出ています。以下は、トランプさんがティラーソン氏を国務長官に起用するのは、プーチン閣下の北極石油開発に協力して5,000億ドルの金儲けをするのが魂胆で、それを許せば環境を破壊されてしまうというNY Timesコラムニストの「嘆き」。

◆Trump, Putin, and ExxonMobil team up to destroy the planet

https://thinkprogress.org/trump-putin-and-exxonmobil-team-up-to-destroy-the-planet-fb88650acfa1#.mls3su8ca

◆国務長官にティラーソン氏=親ロシアのエクソンCEO指名-次期米政権

【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は13日、国務長官に石油大手エクソンモービル会長兼最高経営責任者(CEO)のレックス・ティラーソン氏(64)を指名すると発表した。ティラーソン氏もこれを受け入れた。ただ、米国の宿敵ロシアと同氏の関係の深さから、上院の承認が難航する可能性もある。
 ティラーソン氏はプーチン・ロシア大統領と長く親交があることで知られる。米ロ関係を重視しているトランプ氏の意向に沿う人選と言えるが、行政や外交の実務経験がない人物を国務長官に起用するのは極めて異例だ。
トランプ氏は政権移行チームの声明を通じて「ティラーソン氏の経歴はアメリカンドリームを体現したものだ。懸命な努力と献身、賢明な取引でエクソンのCEOに上り詰めた」と称賛。その上で「彼は地域に安定をもたらし、米国の核心的な安全保障上の利益に重点的に取り組む」と強調した。
ティラーソン氏は1952年生まれで、テキサス州出身。75年エクソンに入社し、2006年から現職。ロシアの国営石油会社と合弁事業にこぎ着ける一方で、欧米の対ロ制裁に反対する立場を表明している。長官職とエクソンの事業の間で利益相反が生じる懸念も出ている。
米ロ関係をめぐっては、ロシアが「トランプ氏を(大統領選に)勝たせる」目的で選挙戦中に米国にサイバー攻撃を仕掛けたと中央情報局(CIA)が断定。トランプ氏がこの問題を真剣に受け止めていないとして、米政府や議会でトランプ氏およびロシアへの非難が高まっている。
ティラーソン氏の日本や中国を含むアジア地域に対する考え方はあまり紹介されておらず、その政策や手腕は未知数だ。
国務長官候補には当初、ロムニー元マサチューセッツ州知事やコーカー上院外交委員長、ジュリアーニ元ニューヨーク市長らの名前が挙がっていた。 
◇レックス・ティラーソン氏略歴
レックス・ティラーソン氏 52年3月23日、米テキサス州ウィチタフォールズ生まれ。テキサス大卒。75年、石油大手エクソン社に生産技術者として入社。イエメンやロシアでの事業統括などを経て、06年からエクソンモービル会長兼最高経営責任者(CEO)。プーチン・ロシア大統領と親しく、13年にはロシア政府から友好勲章を授与された。
◇エクソンモービル
エクソンモービル 米テキサス州に本社を置く巨大エネルギー企業で、石油やガスの採掘から精製、販売までを一手に手掛ける。第2次世界大戦後に長らく世界の石油生産を独占した欧米系の国際石油資本(メジャー)7社のうち、米国のエクソンとモービルが1999年に合併して誕生した。「エッソ」「モービル」などのブランド名で、ガソリンスタンドを展開している。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016121300644&g=int

>「エクソンと聞いて懐疑的な見方をする方もいらっしゃるでしょうが、ここは、将来に語る英傑伝として見守る価値があると思います。」

そうですね。

エクソン=ロックフェラーという構図もいつの間にか崩れていたみたいですね。むしろ、現在は、敵対している部分がある。

エクソンとロックフェラー一族の衝突
http://agora-web.jp/archives/2022860.html

両者の対立の立役者が2006年からCEOの座にあるティラーソン氏ならば、彼が1%オリガーキの意に反する国務長官となるのは間違いなさそうです。

それに、ロックフェラー一味は、石油事業から撤退すると表明している。地球からも撤退してくれるともっとあり難いが。

ロックフェラー家基金が化石燃料への投資中止、石油株の保有解消

http://jp.reuters.com/article/rockefeller-divest-fossil-fuels-idJPKCN0WP2UP

[ヒューストン/ニューヨーク 23日 ロイター] – ロックフェラー家関連のロックフェラー・ファミリー・ファンドは23日、化石燃料関連投資を可能な限り早期に中止し、米石油大手、エクソンモービル(XOM.N)の株式保有も解消する方針を表明した。
石炭やカナダのオイルサンド関連の保有資産も処分する。
ただ、ファンドが保有する化石燃料関連資産やエクソン株の規模については詳細を明らかにしなかった。
ロックフェラー家はかつて、石油関連事業で財を成した。だが、気候変動が人類や生態系を脅かす現状を踏まえ、ファンドは「炭化水素の新たな供給源を各社が探査し続ける行動に良識ある論拠がない」と指摘した。
エクソンをめぐっては、ニューヨーク州司法長官が昨年11月、地球温暖化リスクなどに関する情報開示が不適切だった疑いがあるとして、調査を始めている。
ロックフェラー家関係者は2008年、エクソンに企業統治の在り方を変え、代替燃料への支出を増やすよう、すでに呼び掛けていた。
2014年には、ロックフェラー家関連の別ファンド、ロックフェラー兄弟財団など複数の慈善団体、非政府組織が、化石燃料関連の投資をやめる方針を示している。
今回の方針表明について、エクソンは声明で「化石燃料への反対姿勢を踏まえれば、(エクソン株の)処分に驚きはない」とした。

プーチン氏と密接な関係を持ち、ロシア北極圏の石油共同開発を進めたいエクソンのCEO、ティラーソン氏が国務長官になれば、現今の米露の敵対関係に変化が生まれる。要するに世界は平和に向かいます。

北極海の原油は非常に有望で、北極海の一部のカラ海で見つかった超軽量石油ガス田は、ここだけで、サウジが現有する資源の総量を超えてしまう。エクソンがロシアと開発を進めれば、ロシアが世界一の資源大国の座を盤石にする。米国の覇権がまた霞んできます。もっとも、現時点で既に張子の虎ですが。w

プーチン・ロシアの米国オリガーキ追い落とし・正義追及路線を邪魔したい1%キチガイ独占者にしてみれば、絶対に見たくない展開でしょうね。「環境破壊」を名目に難癖をつけている模様ですが、北極海で核兵器を使って石油開発をしてきたのはどこの誰でしたっけ?

トランプ氏の先を読んだ人事策、なかなかの優れものではないでしょうか。

 

 

広告