重症患者でも病院に長く入院させると保険点数が下がって来て、病院の採算が悪くなる。

だから、転院を促すが、どこにも受け入れ先がない。治療を必要とする患者なのに治療が受けられない。

仕方なく、無料定額宿泊所に入所させるが、ここでは医療は受けられない。狭い部屋で、人知れず、病気が悪化していく生活保護受給者。5-6畳の部屋をカーテンで仕切って二人で使う。要するに布団があるだけ。「貧困ビジネス」に巣食う「業者」が運営する施設。生活保護費を宿泊費や食費名目でほとんど取り上げて、この小部屋に病人を押し込む。当然、病人の面倒などろくに見ない。「良心」が欠如した事業でしかない。

宿泊所で死んでいるのが見つかるか、手遅れになって病院に入院時、死亡が確認される人。入院後、すぐに死ぬ人。死亡退所者、東京と千葉で年間150人。

要するに、終末管理施設ですね。狭いタコ部屋で天井のシミを見ながら死んでいく人の気持ち、自民党の政治家にはわからないでしょうね。日本て、先進国でしたっけ?福祉大国?消費増税分は福祉に充てるんでしたっけ?

姥捨て国家、日本。


<無料低額宿泊所>年150人死亡…東京・千葉 滞在長期化
毎日新聞 2016/12/30(金) 7:31配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161230-00000005-mai-soci

生活困窮者の一時的な滞在施設としてNPO法人などが運営している「無料低額宿泊所」で入所者の死亡が相次ぎ、東京都と千葉県の宿泊所では年間150人以上が死亡退所していることが分かった。他の自治体は死亡例を調べておらず、実際の死者が更に多いのは確実だ。劣悪な住環境や一部の貧困ビジネス業者の存在が問題視されている宿泊所が、社会的弱者の「ついのすみか」となっている実態が明らかになった。
国は宿泊所の死亡退所者数を把握していない。情報公開請求や取材に対し、東京都、八王子市、千葉県、千葉市、船橋市が調査結果を明らかにした。管内には2015年時点で計231の宿泊所があり生活保護受給者ら計約6600人が入所している。ほとんどが男性とみられる。
都と八王子市の施設で退所理由が「死亡」とされた人は12年以降、年間90人前後おり、累計で281人に上る。
千葉県と千葉、船橋市では10年以降、年60~80人、累計372人が亡くなっていた。居室で死亡した人のほか、病院搬送後に死亡確認された例や短期間入院して亡くなったケースも含まれている。
都はガイドラインで入所期間を原則1年、千葉県は原則3カ月と定めているが、1年以上の入所者の割合は都管轄施設で約5割、千葉県管轄施設で7割超に上る。65歳以上の割合も都で4割、千葉県で5割を超えており、長期入所と高齢化を背景に死者が相次いでいる。
船橋市の宿泊所で死亡退所した19人は全員男性で、死因はがんが最多の8人。平均年齢は67.8歳、平均入所期間は4年8カ月で、最高齢は80歳、最長入所期間は8年7カ月だった。
都内では毎年、病院退院後に行き場がない人が600人前後入所し、介護施設などに入れず宿泊所で1年以上待機している人も100人前後いる。退院患者らを含め、9割超が福祉事務所の紹介で入所しており、医療や介護サービスを十分に受けられない人を宿泊所に送り込む行政の姿勢も問われそうだ。
宿泊所を運営するNPOの担当者は「入院が長くなると診療報酬が減らされるようになった結果、10年ほど前から退院先として宿泊所が利用されるようになり、長期的な生活支援や介護が必要な入所者が急増した。制度と実態に矛盾が生じている」としている。【大場弘行、山本将克】

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