ジャンキーたちは、裏社会組織に入会する際に「入会すれば、何故、シャブをやっても捕まらないか?」を組織から懇切丁寧に説明される。その説明から、日本の本当の支配構造を知る。「こりゃ、絶対、捕まらないや。」そして、100%の自信を持って、悪事に励むようになるのだ。絶対権力。未来永劫、失権することの無い、間違いない権力。その末端の席に自分が座ることで、薬物はやり放題、汚い金は掴み放題の世界にどっぷり浸ることができる。居心地の良い悪の殿堂である。介護現場の3K職場で月15万円の薄給のために働かないでいい。高飛車なパワハラ上司にペコペコしないでいい。昼まで寝て、楽をして、毎日、クスリで夢見心地でいられる。今まで、自分を思いっきり馬鹿にした連中を、上から目線で蔑視することができる。これは、快感だ。

最初は誰もがそう思う。裏社会の「給与」も、最初はふんだんに支給される。だが、この桃源郷に長く生息するには、それなりの仕事をこなさなければならない。上から与えられるテーマを果たさなければ、美味しいオクスリもあぶく銭も回してはもらえない。その一方で、上層部の覚えめでたい構成員には、破格の待遇が与えられる。組織は、構成員同士の「競争」を煽り、功を競わせる。戦国時代の雑兵の使い方のようなものだ。自分の信条とは無関係に、与えられた攻撃目標に向かって、罵詈雑言を浴びせかける。これも、シャブを手に入れるためだ。

シャブが自由に手に入ると、消費量も倍増する。期間が長くなると、シャブの効きが悪くなってくる。一回の使用量が増えてくる。副作用が急激に進む。歯がボロボロになるくらいなら、まだ、何とか対処の方法がある。個人差はあるが、突如、全身の激痛に襲われることがある。仰向けに倒れ、体をのけぞらせて、痛みに耐える。いつ、発作はやってくるかわからない。これが耐え難い苦しみとなる。だが、シャブは止められない。発作に怯えながら、二の腕にシャブの注射針を突き刺す毎日だ。人前で発作が出たらまずい。外に出るのが、人と会うのが苦痛になってくる。
シャブ中は、一種独特の体臭を放つ。臭いにおいの場合もあれば、甘い匂いの場合もある。臭いでシャブ中を察知されるのを恐れて、大の男が香水を使ったりする。もしくは、臭いをかがれることを恐れて、人に近づくことを忌避する。少し離れた場所から会話をしようとする。

中毒が進んでくると、酷い猜疑心に襲われる。被害妄想の塊となって、周囲に当たり散らす。皮膚にも異常が出てくる。黒い斑点。面相が全く変わってくる。シャブ顔。お笑いの代田というジャンキーの顔かたちの変化が、その見本である。食欲がなくなる。一日中何も食べなくてもお腹が減らない。半端なく痩せる。急激に痩せるので、皮膚が余って、全身のあちこちに皮膚のエプロンがぶら下がる。

シャブ中の「最期」は、一般的には「死」である。打ち過ぎ、つまり、オーバードースで、ジャンキーは簡単に死ぬ。男とラブホテルで一夜を過ごし、シャブで盛り上がった翌朝、38歳の女はベッドの上で冷たくなっている。そういえば、バンコクで死んだ台湾人の有名歌手もそんな死に方だった。

一緒にシャブを打っていた友人が、突如、取り乱し、暴れ狂う。自分もシャブを打っていたので助けをを求めにも行けず様子を見ていた。気が付いたら、友人は、目を開けたまま息を引き取っていた。

被害妄想。警察に見張られているという幻想。恐怖に駆られて逃げまどい、車道に飛び出してしまって車にひかれ死亡。シャブで自信過剰になり、何でもできると思い込んでしまう。高いところから飛び立てると錯覚して、飛び降り。シャブ中は、結局は自分をすり減らして、自分を地獄に誘う結果となる。それ以外の選択肢はない。シャブ中に幸福などありえない。(続く)

猫角姉妹がチャレンジした成年後見人詐欺は、手間が掛かるばかりで、思わしい結果が出なかった。採算が合っていない。だが、これに司法書士や弁護士が一枚噛んでいると、格段に効率の良い、頭のいい犯行が実行できるのだ。

猫角姉妹が考えたことは、ホースエイジ社の中華麺社長の属する裏社会組織「朝鮮悪」はとっくのとおに実行していた。朝鮮悪には、名古屋の弁護士事務所が共犯者として常にともに行動しているのだ。その弁護士事務所、四つの葉弁護士法人には、弁護士以外に司法書士もいる。社会保険労務士もいる。万全の陣営なのだ。

弁護士は、エリートの職業と思われているが、それは昔の話だ。新司法制度で世に出た弁護士たちは、世間の荒波に晒され、四苦八苦している。仕事が全然ないのだ。

国の司法制度改革で司法試験の合格者が増え、2003年には19000人だった弁護士の数が、2012年には32000人に増えている。一方で、刑事・民事訴訟の数自体は、2003年の611万件から、2012年には379万件に激減している。

日本を裏から支配する「外国勢力」は、日本を米国のようなせちがらい訴訟社会に変えようと企んだのだ。弁護士を増やせば、仕事のない弁護士が発生する。そうなると、弁護士は無理やり仕事を作って収入を得ようとする。「訴訟社会」の誕生である。対立の嫌いな日本人を米国のような好戦的な人種に変えようというのだ。日本人の「和」を壊せば、日本人の「集団力」は減衰する。日本人の底力を恐れた外国勢力の姦計。それが、新司法制度だったのだ。

結果、仕事の奪い合いになり、困窮した弁護士は、ろくに仕事もなく巷をうろついている。中には、切羽詰まって、やばい仕事に手を出す弁護士先生もいる。顧客の反社会的要求に応じて、禁じ手を使う。はっきりと法を冒す。社会の底辺のゴロツキの悪事の手伝いをする弁護士が、夜の闇の中を徘徊しているのだ。

必定、弁護士の不祥事が多発する。除名、業務停止といった懲戒処分は、2004年の49件から2013年には98件に増えている。まともな弁護士が、弁護士会に嵌められる「冤罪」は別として、間違いなく不良弁護士は増加傾向にある。懲戒処分がなされない「隠れた不正行為」の方が、マジョリティーであろう。弁護士の不正は、発覚しにくい、おいしい分野なのである。

弁護士は、困れば、なんだってやるはずだ。保険金殺人の幇助ですら。(続く)

「苦労して、行政書士から弁護士になりあがったのに、ろくに収入がないんじゃ、無駄な努力だったってことじゃないの。馬鹿にしているわ。こうなったら、どんな汚れ仕事も引き受けて、大儲けしてやるわ。仕事がないなら、捏造すればいいのよ!」

四つの葉弁護士法人の代表弁護士、無法松浮奇子は、裏社会で生きていくことを決意する。同期の弁護士たちは、酷く疲弊している。頑張っている弁護士でも、年収が500万円そこそこしかない。これでは、その辺の無学のチンピラサラリーマンよりも低い。だが、現実に、弁護士のうち、500万から1000万の年収しかない階層が一番多いのだ。2008年に1000万以上の収入のあった弁護士は全体の45%近くいたのだが、2013年には、30%程度まで減っているのだ。

そして、職業としての弁護士の「輝き」も光を失っている。事業別平均所得で見ると、医師は上昇して2400万円くらいまで伸びているし、他の税理士、会計士、歯科医などは、少なくとも横ばいで推移している。それなのに弁護士だけが、右肩下がりで減少しているのだ。歯科医と同じレベルまで落ちてきているのだ。もうすぐ、税理士とも並ぶことになるかもしれない。

そして、新制度弁護士、つまり、20代、30代の若い弁護士の疲弊度が目も当てられない。500-600万円台の収入しかなく、旧司法試験弁護士の半分にも達していないのだ。何のために長い間、司法試験をパスするために苦労してきたというのか?市役所の窓口の姉さんだって、もう少しは稼いでいるではないか。こうなったら、手段を択ばない。裏社会御用達弁護士として、立派に汚い金を集めてやる!雄たけびを上げる無法松弁護士であった。(続く)

まずは、小手調べだ。偽の交通事故で儲けようとする「ワル」の手伝いは、そこそこ金になる仕事だ。「後遺症の認定を得意としている。」などと、弁護士事務所のサイトに書いてあったりする。弁護士が、後遺症のランクを上げてくれて、期待以上に慰謝料や休業補償をとってくれるということか?そうでもないと、わざわざ弁護士に頼む意味はないが。

そもそも、弁護士は、交通事故にどうやって介入してくるのか?普通なら、自動車保険の加入者、被害者と損保会社との直接の折衝の筈だ。弁護士の入り込む隙間はどこにあるのか?どうやら、昨今は「弁護士特約」というヤツが自動車保険の任意保険に付帯してつけられている例が多くなっているようだ。弁護士が、事故の後始末に介入し、保険会社との交渉に任ずる。弁護士費用は、その特約がカバーするので、契約者は支払わないで済む。なるほど、ここで弁護士は保険から弁護士費用を受け取るのか。だが、その弁護士費用くらいで、悪徳弁護士が満足するはずがない。

交通事故における弁護士の役割は、被害者の代理人となって、加害者や保険会社との折衝に当たることだ。そして、加害者の保険会社が提示する示談案に対して、文句をつけて譲歩を引き出すことだ。必要に応じて、訴訟も行う。訴訟費用も保険から出るであろうから、被害者にも弁護士にも損はない。

さて、ワルの手口は様々だが、一般的な手口の一つを分析してみよう。交通事故をひとつでっち上げる。実は被害はない。「朝鮮悪」のネットワークを駆使して、被害者も加害者も修理工場も弁護士も儲かる詐欺を仕組む。損をするのは、損保会社、そのおかげで、高い自動車保険料を負担させられている一般の契約者だ。

「朝鮮悪ネットワーク」から、加害者役と被害者役を選抜する。中華麺社長の修理工場が代理店をやっている自動車保険に加入している加害者だ。大型の外車の事故が起きたことにする。事故を現実に起こす必要は必ずしもない。所轄の警察署のS禍信者の警察官に頼み、偽の事故証明書を秘密に発行してもらう。事故があったことにして修理工場で、ダミーの事故写真などを中華麺社長が用意する。ここからは、四つの葉弁護士法人の出番だ。保険会社と交渉し、車は大破したことにして高額の修理代を支払わせる。部品が取り寄せになるので、一か月、修理に掛かることにして代車のレンタカー費用を損保に請求する。ベンツのレンタカーを一か月借りると賃料は100万円を超える。レンタカーは、中華麺社長の持ち物だ。中華麺社長は、廃車同然のぼろぼろのベンツを貸し出して儲かるのだから、笑いが止まらない。被害者は、弁護士事務所と癒着した整形外科で偽の診断書を貰い、頸椎ねん挫で6か月の療養を必要とすることにしてもらう。首は….痛くもなんともないのだが。休業補償をたっぷりともらう被害者。「後遺症の認定を得意としている」とは、このことだったのだ。実際に後遺症などはなくてもよかったのだ。

損保は、弁護士が介入した事故のケースで、訴訟を起こされるのを嫌う。「未払い事故」と見做されて、会社の評判が下がるのを嫌がり、弁護士の過大な要求に妥協してしまうのだ。

弁護士も修理屋も加害者も被害者も警察官も医者も、予め決めておいた分配比率で報酬を分け合う。もっとも、中華麺社長の会社がらみばかりで事故を起こすと目をつけられる。だから、あまり、頻繁に使える手ではない。

ネット上の口コミサイトで、「あそこの弁護士に頼むと、後遺症認定や修理代水増しで便宜を図ってくれる。」とそっと噂を流す。ITの得意な朝鮮悪サークルの仲間が、代行してくれる。自動車保険で一儲けしたいチンピラが連絡をしてくる。大体が、茶髪というよりも金髪で、無職。ひがな、パチスロ屋に入り浸っているようなカスがやってくる。パチスロ馬鹿息子は一日中スロット台に座っていて運動をしないので、太っているのが多い筈だ。だが、不思議とガリガリに痩せているのばかりやってくる。四つの葉弁護士法人にやってくるカスは、パチスロマニアのみならず、シャブ中まで兼任しているのだ。筋金入りのカスばかりなのだ。だから、痩せている。親が馬鹿息子が事故を起こすのを心配して、自動車保険を掛けてくれている。この保険を悪用する。偽装事故で、加害者役を演じさせ、被害者が手に入れた保険金から、この馬鹿息子にも分け前を回してやる。

口コミで、似たようなカスが「俺も俺も」とやってくる。保険会社がだぶらないように注意深く選別し、やばくなさそうな案件のみ引き受ける。札付きのレッテルを貼られないためだ。(続く)

しかし、修理費の水増しといった手口は、そんなに簡単に行使できるのか?できるらしい。
関東のある大手自動車販売会社は、2006年から2012年までの間に2978回、事故車の修理費の水増しをやっていたと判明している。損保会社に億に近い額の水増し請求をやっていたのだ。損保会社が「おかしいのでは?」と恐る恐る打診してきたので、内部調査したら、発覚したという。

つまり、当事者が「自白」しない限り、発覚しない不正なのだ。関東運輸局は、自動車販売会社から、報告があって初めて事態を知ったのだ。役所に監督指導能力などなかったのだ。しかも、実際にはやっていない修理や部品交換の費用を損保に請求していたというのだ。売り上げ目標達成のためとはいえ、「やっていない修理」を請求できる現実があるなら、ワルは絶対に利用する。あまり、業績の良くないホース・エイジ修理工場が命脈を保ってきたのも、損保への「架空請求」のおかげなのだ。

ちなみに保険金の請求には、先に述べたように、警察庁管轄の自動車安全運転センターが発行する事故証明書の添付が必要だ。警察組織内部の犯罪仲間から「本物の偽物」を入手できればいいが、謝礼が掛かる。「偽造屋」から偽物を手に入れる方法もある。勤務先の「休業損害証明書」も偽造が効く。詐欺商売に「書類の偽造」はつきものなのだ。

ちなみに、偽造天国中国では、大学の偽卒業証明書まで手に入る。実際には大学を出ていなくても証明書はいくらでも手に入る。それを使って、日本の六大学の大学院を受け、首尾よく合格し適当に卒業する。涼しい顔をして、履歴書に一流大学の「修士号」を記す。もっとも日本も似たり寄ったりの偽造天国だ。ちなみに偽の運転免許証の相場は、12万円だそうだ。サラ金から借金をするのに使うのだろうか?

四つの葉弁護士法人の無法松弁護士や同僚は、中華麺社長の属する「朝鮮悪」組織のメンバーと自然と交流することになる。たちが悪い。名古屋の栄でメンバーに連れていかれる店も、薄暗い、おかしな匂いのする店ばかりだ。メンバーは何やら、奥の方の別室に暫く籠っては戻ってくる。ヘンな臭いがする。

鹿児島県の県庁所在地の中心街、鹿児島城下にある県立高校。ズルムケ高校(仮名)は、県下随一の公立の進学校だ。東大、京大、九大に50名超を毎年送り込んでいる。ここを卒業して、京都の名門、当事者大学法学部に進んだ無法松は、いわば、地方出のお嬢様だった。氷河期に弁護士になって、10年間、必死に戦ってきた。生き残るために、危ない橋も何度もわたった。危ない橋を渡る度に危ない人たちと交流を深めた。
クラブのVIPルームで、男同士のスキンシップが始まる。暗くてよく見えないが、何か注射器のようなものを持っているようだ。「馬鍬っている」ように見える。お嬢様としては、あまり見たくない代物だ。無法松のそばには、中年の女性メンバーが寄ってくる。九州の福岡から来た、同じメンバーの霊図美杏というマッサージ師だという。同じ九州の出身ということで、話が弾む。「先生、お疲れ溜まってるでしょう?足を揉んでみましょうか?」と霊図美杏が提案する。断るのも失礼かと思い「お願いします。」と小さく答える。

霊図のマッサージは、本来は、被験者が横たわり、霊図が足先でツボを押していく特殊なものだ。だが、VIPルームでそれはできない。普通に足裏マッサージをするという。霊図美杏の足裏マッサージが進行する。足指の間への微妙な刺激が…..無法松の「女」を呼び起こしていく。30分後、無法松は陶酔した表情を見せ、半ば、弛緩して上半身をソファーにのけ反らせている。先程から飲んでいる紅茶に何か入っていたようだ。「性的な興奮」が倍増する。いや、5倍増かもしれない。覚醒剤を溶かし込んだ紅茶は、無法松を虜にした。その夜から、無法松先生は、シャブ中界の正会員として、立派にやさぐれることとなったのである。シャブ中弁護士の誕生である。

一端、シャブ中弁護士となったからには、生きている限り、裏社会御用達弁護士として、こき使われる運命と相成ったのである。(続く)

無法松先生をシャブの世界に引き込んだ功労者、指圧師、霊図美杏は、朝鮮悪組織のメイン・プレーヤーのひとりである。手技を駆使して、女性ターゲットを篭絡する役割だが、それだけではない。「カモ」を物色し現地調査で、「カモ度」を測る重要な役割を演じている。その手口が「お迎えに参ります」という宣伝文句だ。指圧を希望する顧客には、自宅まで迎えに行くサービスを提供するという。そんなことをしていたら、採算が合わなくなるように思えるが。随分と親切に聞こえるが、実は、その行為には悪意が付随する。

顧客の「金持ち度」は、自宅を見ればわかる。迎えに行って、言葉巧みに上がり込み、家の内部を観察して上等な「カモ」なのかどうか判断する材料とするのだ。「美味しい客だ」と推測できれば、仲間内の四つの葉弁護士法人が、資産の内容を調べる。処分できそうな資産があると分かれば、強奪大作戦の開始だ。

カモは、必ずしも、痴呆老人でなくてもいい。「病気を心配する老人」でもいい。「あのね、足裏を揉んでいると、人の持っている病気って、大体わかるのよ。」霊図美杏は、ターゲットと定めた72歳のカモ婆さんに囁く。「もしかしたら、大病かもしれないから、お医者さんに診てもらった方がいいわ。」と心配そうに、憂い顔で伝える。お婆ちゃんは、心配になって、霊図美杏に紹介されたクリニックに行ってみることにする。霊図美杏は、親切にもクリニックまで車で連れていってくる。しかも、診察に同席までしてくれる。簡単な血液検査、レントゲンの後、医師はシンプルにつげる。「子宮癌ですね。末期です。手術はできないでしょう。ウチでは、従来の癌治療とは違う最新の治療法をやっています。試してみませんか?まだまだ、なおるチャンスはありますよ。但し、保険は効きませんが。」医師は、お婆ちゃんの手を握って、笑顔を浮かべながら優しそうに伝える。

霊図美杏は芹沢鴨お婆ちゃん、72歳に囁く。「ねえ、このお医者さんの判断だけじゃ、わからないわよ。誤診かもしれないし。別のお医者さんにも聞いてみましょうよ。」落胆したお婆ちゃんを励まし、翌日、別のクリニックに連れていく。まるで、この資産家のお婆ちゃんの専属のようだ。別の医師は、面倒くさそうに告げる。「子宮がん。末期。手術はできない。どうしますか?」ぶっきらぼうにそう伝える医師の目は冷たく光っている。嫌な奴だ。勿論、この医師も昨日の医師も、朝鮮悪組織のメンバーだ。傷心のお婆ちゃんは、「昨日のお医者さんは信用出来るわ。あそこで、治療を受けるわ。」そう思わせるために、わざわざ、冷血医師Bは起用されたのだ。

医師Aの謳い文句は、「従来の癌治療ではない新たな独自の免疫療法」だ。「ナントカ酵素」の類を患者に飲ませる。ただし、保険が効かない。だから、高額治療となる。つまり、保険外治療の費用を払える資産家だけを「癌」にするのだ。実際は、癌でも何でもない、健康体の患者さんを。(続く)

芹沢鴨おばちゃんの娘は、従来の癌治療を受けないと言い張る母親のことを心配して、久留米の大学病院に連れていこうと必死に説得する。お婆ちゃんは、3年前に、娘の連れ合いが「自宅の新築資金1000万円を融通してくれ。」と打診してきたのを覚えている。それ以来、娘夫婦は、自分の財産を狙っているとひどく警戒している。自分では気づいていないが、老人性痴ほう症の典型的な症状の被害妄想を発病しているのだ。自分に最も近い肉親に敵意を抱いてしまうのが、この病気の特徴なのだ。もう、娘の言うことなど、聞く耳を持たない。

医師Aと霊図美杏に絶大な信頼を置くお婆ちゃんは、医師Aのクリニックにある29床の入院施設のうちの特別室に入院する。医師Aによるあり難い保険外治療が始まる。もともと癌ではないので、特に治療は必要ないのだが、仰々しく、儀式のように「スーパー・スペシャル・ハイクオリティー・スプレンディッド酵素VX3改」を服用させられる。ラベルの剥がされたペットボトルに入っている。なんだか、スポーツドリンクそっくりの味なのだが…..。これを、毎食後飲まされる。ありがたーい、神薬だ。そういえば、看護師は、市販のポッカレ・スエットをラベルを剥がして、お婆ちゃんに飲ませておけと医師Aから指示されていたのだが。勿論、看護師は朝鮮悪の準構成員の一人なので、医師Aのおかしな指示にいちいち反応などしない。悪事に慣れ切っているのだ。

このスペシャルドリンクは、非常に高価なものだ。一回の処方で14万円掛かる。それが一日3回だ。一か月クールで1200万円以上かかる。病状次第では、もう一月続けなければいけないという。鴨お婆ちゃんは、郵貯の定期を解約して支払うという。霊図美杏は、親切にも郵便局まで行って定期の解約をしてきてくれるという。おばあちゃんの委任状を持った霊図美杏は、鳥栖の郵便局で、定期を解約して1000万円を引き出し、ついでに普通預金1000万円も全額引き出した。つまり、800万円を着服したのだ。「お婆ちゃんの送迎代だわ。」高い送迎代である。そして、朝鮮悪組織には報告しない臨時収入として、秘密裏に処理したのだった。そして、お婆ちゃんには、偽造屋に作らせた銀行の偽通帳を見せた。「やっぱり、この人は騙したりしない、信用のおける人なのよー。」霊図美杏は、鴨お婆ちゃんのさらなる信頼を手にしたのである。

1200万円の薬の原価は、約9000円だ。A医師のクリニックの5メートル先に設置されている自販機は110円均一なので、ポッカレ・スエットも他より安いのだ。自販機の業者のドライバーは、この自販機だけ、ポッカレ・スエットの売り上げが飛びぬけて高いのに首を傾げていたが。ポッカレ・スエットがたまたま品切れになった時があった。看護師は、別の自販機で代わりにアクアリウスを買ってきておばあちゃんに飲ませた。お婆ちゃんは微妙な味の違いに気付き、「これは違う!」と騒ぎだした。何しろ、一本、14万円だ。不良品をつかまされては大変だ。(続く)

おしなべて医院の経営環境は、厳しい。実は、かなり多くのクリニックが廃業したり、倒産したりしているのだ。2007年に休廃業した医院は、121軒だったのだが、2014年には、347軒に増えている。

開業医の年収平均は2,200万円と言われている。悪くないように聞こえる。だが、借金も多いのだ。まさか、CTスキャンのないクリニックでは、客を呼べない。CTスキャンを設備すれば2000万円は掛かるのだ。放射線対策もしなければいけないから、結局1億円近い投資が必要になる。2000万を超える収入があっても、借金も5倍抱えているのだ。

医療機材がほとんどいらないような診療科目は、設備費用は掛からないが、反面、診療報酬を増やす手立てもない。結局、要らないクスリをバンバン出して儲けるしかない。精神科の患者は、医者の都合で向精神薬を馬の餌のように食わされて、症状が固定化し発作を起こして死んでいく。自殺する。また、「手わざ」と呼ばれる処置の少ない診療科目では、診療報酬も多くはない。割に合わないのに、時間を拘束される小児科、産婦人科に至っては、誰もやらなくなった。考えてみると、産婦人科も小児科も街中で見掛けなくなった。

結果、クリニックの8割が実は赤字だというのだ。

どうにも経営が安定しない開業医は、苦し紛れに診療報酬の不正請求をしてしまうケースがある。患者が領収書の中身に疑問を感じて役所に問い合わせて発覚したりする。該当地区の厚生局が指導監査ののち処分を決めるが、最長で5年間、保険医の資格を取り消される。悪質だと処分も重い。では、5年間、なにをするか?保険外診療で稼ぐしかないのだ。その一つが、些かいかがわしい癌の免疫療法だったりするわけだ。そして、もとから保険の効かない美容整形に衣替えするクリニックもある。ある日突然、都合で美容整形を始めても技術が伴わない。失敗続きで評判を落としかねない。美人になるつもりが、妖怪になってしまった患者は、医師を医療過誤で訴える。四つの葉弁護士法人の出番である。

この種の脛に傷持つ医者が、朝鮮悪グループのメンバーとなって、裏社会御用達のさまざまな仕事をこなしていくことになる。

なるほど、そういうことか。医師は、医療過誤保険に入っている。正式に言うと「日本医師会医師賠償責任保険」だ。開業医は全員加入している保険だ。医療行為の過失によって障害や死亡のケースが生じた場合、保険金が被害者に支払われる。支払限度額は1億円だ。ということは、韓国辺りで美容整形に大失敗した患者を探してきて、医師Aのクリニックで手術を受けて被害を受けたと嘘の主張させれば….数千万円の保険金が、医師Aの加入する賠償責任保険から、顔面崩壊患者に支払われるだろう。患者とつるんでいれば、保険金の分け前を患者から貰えるではないか。(続く)

賠償責任保険で一儲け! と、思ったのもつかの間の夢で、こと美容整形に関しては、医師賠償責任保険では、対象にはならないとなっているらしい。だから、保険金を患者と医者で山分けしてぼろ儲けとはいかないようだが、一方で、美容整形という分野は、患者から訴えられるリスクが小さく、裁判で負けても賠償額は少なくて済むということらしい。美容整形という治療の性格から、裁判で争うことを患者が敬遠する。「泣き寝入り」が非常に多いということだ。つまり、法廷で「手術前」と「手術後」の写真を提示するなど、自らの恥をさらすことを患者は嫌がるのだ。

それに一般の医療過誤に比べて、美容整形の場合、賠償額が少額になる傾向がある。命に別状がないからだ。そうなると、弁護士を立てて裁判を起こしても訴訟費用の方が賠償額を上回ってしまうことすらある。障害慰謝料は、入院日数、通院日数で決まるものなので、入通院期間の短い美容整形の場合、少額に留まってしまう。同時に休業補償も発生しない。結果、美容整形失敗の賠償額は、治療費に50万から150万程度上乗せした金額にしかならないのだ。これでは、裁判をやる意味がほとんどなくなる。

悪徳美容整形医師は、この患者の弱みを知っているから、「文句があるなら訴えろ」と患者に凄む。患者は、大概が諦めて泣き寝入りするわけだ。だから、美容整形は、適当にやっていても、あまりリスクのない分野ということになる。ただし、昨今は、クリニックの評判はネットですぐさま広がるので、いい加減な手術ばかりやっていると、すぐに悪評がたつ。それに、医師賠償責任保険が使えないとなると、裁判に負ければ、少額であれ、全額自己負担となる。

結局のところ、不正請求で保険医取り消しになって、美容整形に衣替えしても、前途多難ということだ。自由診療で、お腹の脂肪吸引、120万円、太腿の脂肪吸引、80万円….と次々カモが転がり込んでくるというわけにはいかないのだ。経験のない美容整形治療を試みても、施術後のお腹はグッチャグチャ。整形ではなく歪形となる。もう騙されてくれる客などいなくなる。クリニックの中は、閑古鳥が大群で飛び回るようになる。

真面目にコツコツとクリニックを経営していれば、親子三代通ってくる近所のお馴染さんで、待合室は満員になる。結局は、医者の人徳があるかどうかなのだ。(続く)

「朝鮮悪」組織が、カモを狩る狩場には、要所要所に拠点が設けられ、カモが確実に捕獲できるよう配慮されている。というか、自然に捕獲拠点のネットワークが出来上がっていったというべきであろうか。

癌の免疫療法の自由診療を謳うクリニックには、金持ちしか来ない。免疫療法に最後の望みを託してやってきた全身転移の進んだ癌患者は、この治療には保険が適用されないことを告げられ、受付で追い返される。まずは、自由診療の高額費用を負担できるだけの資産家の患者を選別するのだ。「カモ」候補として、資産家だけをピックアップし、資産状況を四つの葉弁護士法人がすぐさま調査する。

「自由診療」で客を呼び込むには「新療法で末期がんが治った!」といった話を癌患者の間に広めるのが得策だ。例えば、「有名人が、あの病院でがんが治った!」といった話を流布すれば、藁にもすがりたいカモ資産家がやってくる。背中に葱を背負って。
美容整形も金持ち選別に使える手段だ。腹の脂肪吸引に120万円も出せる余裕のあるオバサンは、恐らく資産家の部類であろう。あまり品は良くないかもしれないが。
朝鮮悪の「医療部門」は、こうして、カモの市中からの拾い上げの役割を果たすのだ。勿論、それだけではない。あとの段階で、致死薬物の調達、偽の死亡診断書の作成など、活躍の場はいくらでもあるのだ。診療報酬の不正請求等で保険医を取り消された医師には、裏社会の歯車として生きていくしか道はないのだ。

モミモミン治療室の店長、霊図美杏も、足揉みを求めてやってくる客の中から、金になりそうなカモを見つけ出す役割を帯びている。患者を迎えに行くと称して、家に上がり込み、資産状況を目視するのも霊図の大事な仕事だ。家の中を見れば、どのくらいの金持ちかは、大体わかるのだ。そして、カモの肉親を裏社会に引っ張りこむ。シャブすら使って。

弁護士は、カモのインターセプトの重要拠点だ。とにかく、脛に傷持つ人物が、次々とやってくる。金に困った無職のパチンカーの負債の整理。覚醒剤で捕まったジャンキーの減刑や執行猶予取り付け。偽装交通事故での後遺症詐欺、車両損壊詐欺を働きたいチンピラ。資産家の財産相続のトラブル介入。裏社会は、宝の山である。資産家を捕まえられるし、弁護士なら資産の中身を覗くこともできる。良質のカモは弁護士なしには捕獲できないのだ。

ドチンピラを捕まえて、親に生命保険を掛けさせ、2年経ったら、早速、亡くなっていただいて、4千万円を生保から手に入れる。チンピラは覚醒剤で縛っておいて、保険金のほとんどを取り上げる。弁護士はワルとなると心を決めれば、いくらでも、儲けられる分野なのだ。シンピラは金持ちである必要はない。ドチンピラで構わない。チンピラ度が高いほど、親の命を金に換えることに抵抗感を持たないのだ。

横浜の介護施設の現場にいる介護スタッフもまた、カモ探しの最前線にいる戦闘員である。日々、おじいちゃん、おばあちゃんの世話をするうちに、どの婆ちゃんが金を持っているか、家族構成はどうなのかわかってくる。そして、老人や家族の信頼を得て、家族の問題にも介入し、カモを「養成」していくのだ。過酷な労働。安い賃金。ぼさぼさ頭を気にする余裕もない。シャブでも打たないと続けられない。だが、裏社会に与すれば、最底辺の3K職場も、金が埋まっている金鉱脈となるのだ。

福岡の介護施設のオーナーも、カモ探しのプロである。介護施設を探して問い合わせしてくる親族を捕まえて、仲間に引き込む。老人を「処分」して金に換えることが本業であるゆえ、容赦はしない。どんどん処置する。成年後見人の制度を悪用して身包みはがす。婆さんは、邪魔だから「処分」する。残った家財が、偽介護老人施設、ネコネコハウスの一室に山と積まれるのである。

こういったネットワークに、朝鮮悪組織が覚せい剤密売事業を通じてリクルートしたシャブ中軍団が加わる。シャブ中連中は、往々にして何ら特技もない、無教養、無学、無資格の輩だが、それでいて、結構、いろいろと使い道がある。それに、シャブ中ゆえに、薬欲しさに、裏金欲しさに何でも言うことを聞くのだ。しかも、シャブ中の弱みを握られているので裏切る可能性も少ないのだ。(続く)

さて、「朝鮮悪」組織は、コアな構成員やチンピラ・シャブ中構成員にジャーナリストKを包囲し、攻撃する役割を与える。Kの後援会組織に賛同者を偽装したチンピラ構成員を数十名送り込んだ。一方で、後援会組織には参画させないが、外部から、Kを誹謗中傷する役割を与えられた人物も複数いる。彼らは、Kと一面識もないのにKを理由なく批判する。だが、何度聞いてもKのどの部分をどう批判しているのかが不明だ。ただただ「Kは良くない」を繰り返しているだけなのだ。どこがどう良くないのか、さっぱりわからない。

本音は、ただただ彼らにとって「Kの存在が不都合」だということなのだ。Kは、ジャーナリストになる以前、自分が勤務していた民間企業で引き起こされた「連続保険金殺人事件」を追及してきた。具体的な5つのケースの保険金殺人事件を追いかけたのだ。傍系会社の作業所で、作業者が作業用エレベーターに挟まれて死んだ。同じ傍系会社の工場に勤務する独身者が誰かと飲酒後、突然死した。恐らく、VXガスなど使ったのであろう。VXガス?つまり、この会社には、上九一色村で摘発されて逃亡した「オヲム」が巣食っていたということだ。逃がしたのは、警視庁内部の裏社会組織であったが。会社と幹部は、Kを三人目の犠牲者にしようと企んだ。恐らくオヲムへの上納金を稼ぎ出すためだったであろう。だが、Kは彼らの企みを察知し難を逃れた。

次にKが務めた東京都心の商社では、3年間に3人がなくなった。Kを監視下に置いておきたいと考えた朝鮮悪裏社会は、商社Aの経営者KTに命じて、Kを雇用させたのだ。経営者は、Kが静かにしているのを見て慢心した。経営者KTは、創業者の娘と結婚した経緯から、大企業を中途退職して、この会社にやってきた。会社の社長は、名義上、義母が務めていた。この義母が邪魔だった。専務から社長に昇格したいKTは、裏社会の保険金殺人オファーを受け入れた。KT夫妻は結婚30年目の記念にヨーロッパ旅行に旅立った。その夜、義母は急病で死んだ。KT夫妻は、欧州に到着したところであった。完全なアリバイである。会社には、経営者保険の保険金が下り、億単位の金が入った。他にも、ダミー会社の社長に据えておいたので、経営者保険の総額は、企業の10年間の利益に匹敵する額となった。KTは、首尾よく、代表取締役に昇格した。KTは自分の老父も殺した。関連会社の社長として、90歳にならんとする老父は毎日出勤していた。老父を殺し、億単位の金を手にしたKTは、老父の会社の社長にもなりあがった。もう一人の犠牲者は、営業課長だった。会社の経理の不正を見つけて、KTを脅していた課長は、社内の不正グループの手で薬物で眠らされ、5日後、病院で死んだ。薬物を注射して、課長を殺したのは、不正グループの連中だった。2週間後、保険会社から入金の知らせを受け取ったKTと不正グループの面々は、社長室で喜びを爆発させた。年収の数倍の臨時収入が手に入ったのだ。
Kは、この一連の保険金疑惑を警視庁に告発した。警視庁の組織内組織は、Kを日曜日に呼び出した。警視庁内部のカルト組織は、裏社会の要請で、Kの口を封じようと企んだのだ。(続く)

裏社会の目論見がうまくいけば、Kは警視庁本庁から警察車両で拉致され、現役警察官の手で殺され、群馬辺りの山中に埋められたのであろう。だが、裏社会の姦計は見事に外された。Kは、山中に埋葬されることなく、生きながらえた。まさに浮氷を踏むようなぎりぎりの判断が、生死を分けた。Kは、天の誘導により、辛くも魔界から逃れたのだ。

Kの告発に警視庁は対応し、捜査をした振りをして「事件性はなかった」と報告することで、一件落着としたかった。Kを納得させようと企んだ。数日後、Kの自宅に、二週間も寝ていないようなボロボロの姿で現れた、警視庁警部の斧は「調べたんですが、事件性はありませんでした」と絞り出すように言い、背中を丸めてとぼとぼと帰っていった。薬で自分を鼓舞して、決死の思いでKの前に登場したのだ。警視庁本庁捜査一課警部補、斧某。裏社会に魂を売った警察官は、その素性を晒されてしまったのだ。あれから10年以上がたったのだ。

斧の隣に立っていた長身の鈴本警部は、終始無言で、左胸に収納されている拳銃のホルスターに背広の上から終始触れて、Kを威嚇した。「ここに拳銃があるのだぞ」とKに示唆することによって。

斧に汚れ役を押し付け、鈴本は脅し役に徹した。だが、その威嚇が猿芝居を猿芝居と分からしめたのだ。こいつらは?勿論、朝鮮半島カルト、S禍学会の構成員である。S禍がらみのヤバイ事件の起きた場合、隠蔽工作に動員される、警視庁内部の組織内組織のメンバーなのだ。後日、Kは、警視庁に行った当日に、湘南電車の中で秘密に撮影した斧と鈴本の写真をネット上で公開した。そして、裏社会の保険金殺人事情をネット上で告発し始めたのだ。その経緯は、小説「魔界」となって、後日、二度も出版されたのだ。

Kに急所を攻撃されて右往左往した裏社会は、保険金殺人という裏社会の主産業を失う危機に瀕した。保険金殺人のプロジェクトは、Kのおかげでかなり縮小せざるを得なかった。Kの告発のおかげで、カモに逃げられたケースもあるし、家族を殺して保険金に変えようとするチンピラが恐れをなして逃亡したケースもある。裏社会は、保険金殺人という、安全で確実なビジネスの障害となるKを監視する必要性に駆られた。「Kを監視するには、保険金殺人の当事者を起用するのが最適だ。」幹部の判断で、シャブ中構成員でかつ肉親の命を保険金で替えたか、替える予定の極悪連中が招集されたのだ。K包囲網である。(続く)


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